歯なら早くて安いのです

歯並びを治すといってもいろいろあります

歯周病が重度になるほど高くなる診療室の実感は、「歯並びの悪い子が増えてる!」歯科医になって30数年がたちます。
日々診療室で子どもたちの歯を見続けていると、「変化」を感じずにはいられません。小さくなったあご、逆に大きくなった歯、一定年齢に達しているのにレントゲン写真を撮っても写らない永久歯の芽、ゆがんだ背中、まっすぐ座れない子、弱い筋肉かけなかったはずなのに、時を経るにつれ「あれ、この子も?「また同じタイプの子だ」「いや、以前の子よりさらに状態が悪いそう感じることが増え、少しずつ「何かがおかしいけれど、それがいまどきの子なのかもしれないと思うようになってしまいました。
最初のころはごくたまにしか見そんな子どもたちの変化が如実に反映されているのが、歯並びです。
歯渉の悪い子は本当に増えました。美しい馬蹄形に形作られた歯槽骨歯が並ぶ土台の骨、将来永久歯が生えるためのスペースを均等に確保して整然と並ぶ乳歯、そんな理想的な歯並びにお目にかかることがめったにありません。
「永久歯が28本、ちゃんと並ぶかしら」と心配になるほど、あごの骨が小さい子は珍しくありません。上あごの骨の形と下あごの骨の形が違っていたり、上あごが極端に前に出ていたり、下あごが育っていなかったり、骨格そのもののゆがみも気になります。永久歯が生えてくるのを待つまでもなく、乳歯の段階でさえ「将来は矯正が必要になりそうね」と感じる子は本当に多くなりました実際、幼児のお子さんをもつ方がおもな読者である『Como』主婦の友社という雑誌でアンケートを取ったところ、「うちの子の歯並びは大丈夫でしょうか」と将来の歯並びを心配する声が半数以上あったのです。
見えない矯正なら早くて安い
歯の治療をすすめす歯のように痛みはなくじりじりと進行する

歯並びのよい子の第一条件です

歯にはなりにくいのです

それは、虫歯への心配を大きく上回る数だったそうです歯並びの悪さは「遺伝」より「育て方」!?
私はさまざまな場所で「歯並びのいい子に育てましょう」遺伝でしょう?と話していますが、聞かれることが少なくありません。
「歯並びの悪さは確かに遺伝によるものもあります。」その代表は「骨格性の受け口」で、多くの場合、お父さんかお母さん、あるいは祖父母や親戚などに受け口の人がいるケースが多いものです。有名なところでは、ヨーロッパの名門ハプスブルク家です。このファミリーには何代にもわたって上あごよりも前に出た大きな下あごをもつ人たちが生まれ、その姿は肖像画などに残されていますけれど、すべてが遺伝であれば「歯並びの悪い子が急激に増える」ということはあり得ません現在、遺伝による歯並びの悪さはだいたい25%程度ではないかといわれています。

歯を押すくせがついてしまっていました

残りの75%はくせ、進化の影響などのさまざまな原因が融合されたものだ社会環境、食習慣、生活習慣、と考えられているのです。
虫歯、·あごの骨が小さいことが歯並びの悪さの原因「歯並びが悪い」というと「歯の渉方の問題」と考えてしまいますが、歯だけの問題であれば治療はラクなのです。現代の子どもは、歯よりも「あごの骨」に問題があります。
ちなみに「あごの骨」といっても、ガイコツの下あご部分全体という意味ではありません。
歯肉は皮膚と同じように絶えず新陳代謝しています

歯科医は必ずいると思います

本でいう「あごの骨」とは、歯が生えている土台の骨、「歯槽骨」のことですこのしそうこ現代っ子の歯並びの悪さの大きな原因は、ということが挙げられます。
永久歯の大きさに対して、土台になる歯槽骨が小さいあごの骨を、四角くて細長いクッキーボックスのようなものだと考えてみましょう。この箱に将棋の駒のように硬くて弾力性のないものを横に14個並べる様子をイメージしてみてください。そ
ところが、どんなに作り直しても入れ歯が合わない人、ブリッジがすぐ壊れてしまう人、インプラントが作れない人がいるのです。その症例を集めて調べてみたところ、ほとんどすべての原因が『かみ合わせが悪い状態のまま長年かみ続けてきたこと』によるものでした。本来、正しいかみ合わせでかむと、歯の根っこに向けて垂直方向に力がかかるのですが、変な方向にかみ合っていると歯の根に対して斜めの力が加わります。それが何年も続くうちに歯の軸が傾いてしまい、歯根にダメージが加わって歯を失う時期が早まってしまいます。さらに、抜けた部分にインプラントやブリッジや入れ歯を入れたとしても、もともと傾いているあごの骨に合わせて作るため安定性に欠け斜め方向の力もかかるので非常に壊れやすくなってしまうのです。
もっと若いうちに不正咬合を治しておけば防げたことです。教育を与えることも財産を残すことも大切だけれど、健康な歯をプレゼントすることはそれ以上に大事なのではないかと日々感じています」槇教授のおっしゃる通り、私たちの歯は「たかが歯ではありません。
右する貴重な財産であり、生き抜いていくための武器でもあるのです。
人間の人生の豊かさを左·永久歯の歯並び。
理想の姿ってどんなもの?
この章の最後に、本当に美しい歯並び、
歯医者さんと患者さん

歯だけが出っ張っていて

【チェック1】顔を正面から見たとき正しいかみ合わせについてご説明したいと思います顔を鏡で正面から見たとき、顔の中心と歯の中心がまっすぐにそろっていること。
中心線から右か左にずれていないこと。口を閉じたとき、おとがい下あごの先端しわがない。
【チェック2】顔を横から見たときまた、あごがに梅干し状の顔を横から見たとき、鼻の先と下あごのラインを結んだ線Eラインに対して、上下のあごが突き出ていないこと。
これは乳歯の段階で歯と歯を抜いても非常に治りがよく

歯磨きを教わる際

上唇は線のやや内側下唇はほぼライン上にあると美しいと言われます(幼児の場合は、上唇がラインから少し出ていてもOK)。
【チェック3】イーと開いたとき歯をかみ合わせて口を「イー」と開いたとき、上下の歯の正中線が合っていること。
の前歯が下の前歯の3分の1程度を覆っていること。
さらに、上また、このとき上下の奥歯がしっかりかみ合っていて、こと
【チェック4】顔の下からのぞいたとき上の奥歯が下の奥歯より外側に出ている奥歯をかんだ状態で「イー」と口を開いた状態を、下からのぞき込みます。
の裏側と、下の前歯の間にすき間ができていないこと。